銀行預金はお金を預けたり、貯金をするのに便利なサービスです。
さらに、預けているだけで金利がつくので、利子や利息を貰うことができます。
預けているだけでお金が増えていくなんて、夢のような仕組みです。
しかし、増えていくといっても、本当にすこししか増えません。
銀行の金利はおどろくほど低いからです。
銀行にお金を預けるのは、リスクやデメリットのほうが大きい
銀行にお金を預けるメリットとは
- お金が確実に貯まる
- お金を安全なところに置いておける
一方、デメリットは
- 金利が低い
- 利子が少ししかつかない
- しばらくの間、お金を引き出すことができない(定期預金の場合)
- 銀行が潰れるリスクがある
銀行預金はあまりメリットが大きいとは思えません。
そもそも銀行は、一般のお客からお金を預かって、そのお金を企業などに貸しています。その貸したお金の利子で儲けています。
なので、一般のお客からいくらお金を預かっても、銀行にとっては儲けにならないのです。
むしろ、利子をつけなければならないので、その金利はおどろくほど低く設定されているのです。
銀行預金は、銀行にとって都合のいい条件のところがほとんどです。
定期預金で100万円預けても増えるのは数百円!
確かに定期預金は、お金を預けるだけで何もせずに、利子としてお金が増えていきます。
なにもしないのにお金が増えるなんて、夢のような話です。
そもそも基本的に定期預金は、一定期間は銀行に預ける代わりに、普通預金よりも高い金利をつけますよ、というサービスです。
銀行側にしてみれば、まとまった資金が、一定期間は確実に自分の手元にあるというメリットが大きいために、金利を高くしているのです。
その一定期間とは、1ヶ月から最長で10年まで扱う銀行もあります。
そこで、実際に「定期預金で100万円を1年間預けたらいくら増えるのか?」を計算してみました。
メガバンク(巨大な資産や収益規模を持つ銀行)の定期預金の金利を調べてみると、おおよそ0.025%でした。
ここに100万円を、1年間の定期預金で預けたら、もらえる利息は250円です。
さらに税引きされて、たったの約200円になります。
さらに言えば、この1年間は100万円を使うことはできません。
明らかに預ける側のデメリットの大きく、銀行側のメリットが大きいです。
銀行に預けている間に、あなたのお金の価値は下がっていく
お金の価値は一定ではありません。
物価によって、お金の価値は上がったりも下がったりもします。
物価が上がれば、お金の価値は下がることになり、物価が下がれば、お金の価値は上がることになります。
仮に、あなたが定期預金で100万円を1年間預けているとしましょう。
その1年の間に、物価が上がったらどうなりますか?
物価は上がっても、銀行の中にある100万円の価値は100万円のままです。
お金を預けている間に、100万円のバッグが120万円になったら、預ける前は買えたのに、預けた後には買えないという状況ができあがります。
つまり、物価が上がれば、預けているだけで相対的にあなたのお金の価値は下がっていくのです。
それに金利が追いつくことはありません。
では、これから物価は上がるのでしょうか?下がるのでしょうか?
答えは、これから物価は上がっていきます。
流行語にもなった「アベノミクス」では、約2年で2%のインフレ目標を達成する、とあります。
これは簡単にいえば、安倍総理は世の中をインフレ(物価が上がっていくこと)にする、ということです。
というのも、安倍総理は「デフレ(物価が下がっていくこと)こそ諸悪の根源」とし、アベノミクスの第一の矢として政策をとりました。
いま、政府・日銀はデフレから抜け出すために、さまざまな景気を良くする対策を打ち出しています。
この状態で定期預金に預ける行為は、お金をわざわざ減らす行為に等しいです。
定期預金で損しない人は、投資で運用している
インフレの時代に、銀行にお金を預けるのはもったいない行為です。
そこで、賢くお金を増やしている人は、お金を眠らせておかないで、運用しているのです。
投資ならば、預けることなくお金を増やすことが可能だからです。
しかし、投資はなんとなく難しそうで、敷居が高いイメージがあります。
確かに投資には難しい種類の投資もありますが、その中でも難しいものから比較的簡単なものまであります。
株式投資は比較的敷居が低く、なじみもあるので初心者にはやりやすい投資といえるでしょう。